モルモン教会に入ったら、どんなルールに従うの？

①１０分の１を払う。

全ての収入の１０％を必ず教会に納めます。税金を引く前の給料からの１０％です。他の教会と違い、好きなだけとか、払いたい人だけ、ではありません。毎年面接があって、正直に納めているかどうか聞かれます。

 ②毎週日曜日に教会に通う

３時間の集会があります。この他にも、いろんな集会があって一日中教会にいることもあります。中学生、高校生では部活の試合が日曜日にありますが、これも出席できません。それで私は部活に入りませんでした。

 ③日曜日に買い物、外食、遊びに行くこと、スポーツは禁止。

できれば仕事もしない方が望ましい。と言いながら、広尾にあるモルモン教会本部で働いている従業員の信者は、時々日曜日に仕事に駆り出され、教会をお休みします。 

④教会での責任 子供のクラスや日曜学校、ピアニスト、セミナリー(モルモン書や聖書の勉強会)などの先生、監督などを交代でひきうけなければなりません。これは全てボランティアです。  

⑤知恵の言葉 

酒、たばこ、コーヒー、お茶を食べたり飲んだりしてはいけません。例え自分は酒を飲まなくても、友達と飲みに行くようなことはしないようにと教育されます。 

抹茶味のソフトクリームも、紅茶味のクッキーも食べれません！

⑥Rーレイティングの映画をみてはいけない 

暴力的だったり、言葉遣いの悪い映画は見てはいけません。Rと格付けられた映画は だめ、だかこれは破られていることが多いのでは？私にプラトゥーンのビデオを貸してくれたの、モルモンの友達でしたから。  

⑦布教活動への義務 

全てのふさわしい男性は１８歳、(女性は１９歳になっても独身だったら１年半の伝道に出ても良い)になったら ２年間の自費の伝道に出なければなりません。この２年間はテレビ、ラジオ、インターネット、新聞、デート、映画、ディスコ、水泳、旅行などは一切禁止。家族とも電話していいのは母の日とクリスマスだけです。読んでもよい本は教会が認めたものだけ。他は絶対にだめです。毎日モルモンの教えを人々に延べ伝えて回ります。 

⑧反モルモンとかかわってはいけない 

モルモンに反対している人と関わってはいけません。２年に一回の面接やその他の面接で、関わっていないかどうか必ず聞かれます。実は私は長い事、モルモンに反対の人とは誰なのか、見当もつきませんでした。 今思えば、反モルモンとは、元モルモンで真実を書いた為に破門された人が多いので、反モルモン＝真実を述べる人　です。教会は、美しく飾られた教祖ジョセフ・スミスやモルモンの歴史が実は、とても醜くて恐ろしいものだとバレるのが怖くて、このようなルールをつくったのでしょう。 

⑨結婚する前に性的関係を持ってはいけません  

⑩青少年の時はセミナリーという、モルモン書や聖書の勉強のクラスに参加します。

朝学校へ行く前にやったり、土曜日にやったりします。  

⑪ホモセクシュアルの人はそれを行動に起こしてはならない。 

同性のカップルは結婚してはいけないし、このようなカップルが育てている子供たちは８歳になってもバプテスマを受けることは出来ない。１８歳になって親のもとを離れ、ホモセクシュアルが罪だと認めないとモルモンになれない。 

⑫神殿への参入 

神殿という、聖なる建物になるべく毎月入るように勧められます。ここに入るには、上記の全ての戒めを守っているのが理想ですが、なぜか、毎週教会に集っていなくても、家族に虐待していても(これがおおっぴらに知られていなければ)、１０分の１を納めていれば入ることが出来ます。 

⑬系図を調べる 

系図を調べ、モルモン教のバプテスマをしないで死んだ御先祖様を見つけ、この人の為に身代わりのバプテスマや他の儀式を行います。 モルモンでは、この儀式をしないとどんなに正しい人でも天国へ行けないと教えています。又、どんなに愛し合っていたとしても、モルモンの儀式の結婚をしないと天国で一緒になれない、と教えています。  

⑭聖典を読む 

出来れば毎日モルモン書を読むようにと教えられます。 

⑮教会の雑誌を購入する 

日本では、モルモン信者が読む雑誌が毎月でるので、これを買って読みます。 日曜日のレッスンでも使うので、必ず購入します。年間２５００円位です。 

⑯モルモンは特別な下着を着る 

これは重要でした！大人になると、ガーメントという下着を、一生着続けます。上着と下着があり、教会でしか売ってないので、そこに注文して買います。 これを着ていると、事故や悪魔の誘惑から守られる、といいます。風呂、水泳などを行うときは脱いでもよいですが、それ以外は身に着けていなければなりません。 

⑰ドレス・コード 

ガーメントはノンスリーブではないし、足はひざ下まであるので、それより長い服を夏でも常に着る必要があります。 日曜日の教会では、女性はスカート、男性は白いシャツと黒いズボンをきなければなりません。 

⑱教会の教えに疑問があっても、質問してはいけません。 

⑲教会の恥ずかしい過去や悪事の数々を本に書いて暴露したり、ネットでおおっぴらに広めたら、破門されます。

情報が正しくても、信者の信仰を台無しにする恐れがある、という罪で破門されます。今まで多くの正直な信者たちがこうして真実を書き、話し、結果、教会の法廷に呼び出され、書いたもの・言ったことを取り消さなければ破門する、と言われて破門されました。  

⑳神殿結婚をする 

天国で神となり、最高の喜びを得るには、異性のモルモンの伴侶とモルモンの神殿で結婚しなければなりません。又、どんなに正しい人でも、結婚しなければ天国の一番上に行くことは出来ません。 　独身の人は天国では天使となり、神々に仕えることになります。 　 

㉑道徳的な当たり前の教え 

もちろん、正直になること、良い人間になろうと努力すること、家族を大切にすること、他人に親切にすること、など、道徳的なことも学びます。が、これはどんな宗教でも教えていることですね。 昔は一夫多妻をしていたし、黒人はリーダーにはなれず、神殿にも入ることが出来ませんでした。 このような男尊女卑と人種差別が神の命令として、モルモン教会で行われてきました。もちろん、こんなことは宣教師は教えてくれません。 モルモンはダンスパーティーやキャンプ、お泊り会や食事会、合唱隊、ボランティアなどを多く行って、交流を深め、良い人になろうと努力しています。 　 ただ、それはモルモンでない団体も行っています。ましてや非常に高いお金を払わなくても出来ることです。 もし、皆さんがモルモン教の宣教師や友達に勧誘されたりした時は、よく考えて、調べてみて下さい。今、モルモン信者の方も、どうかご自分の宗教が実際はどんなものなのか、歴史を調べて自分の目で真実を見つけて下さい。