電車で外人さんにモルモン教について聞かれました

数年前のこと、結婚20周年に山梨へ主人と旅行へ行った。富士山には登らなかったが、ロープーウェイに乗ったり、大っきーいひまわり畑で迷路に入ったり、富士山の見える温泉につかったりして帰りの電車に乗った。すると、明らかに富士山に登ったと見える外人二人組がいたのので、声をかけたら、やはり登ったという。  アメリカのカリフォルニア州から来たという。英語で話していたのだが、どこで英語を習ったの?と聞かれて、ユタで大学に行ってた、というと、 「もしかして、モルモンなの?」と聞かれた。昔はね、今はやめたの、と言ったら、もう一人の外人が「おい、席代わってくれよ!」と言って私の隣に座って  「どうしてやめたの?」 と、興奮して質問し始めた。とても熱心に聞いてきたので、モルモン教会が信者に恥ずかしい過去を隠し、本当のことを言ったり、聞いたり、本に書いたりする信者はじゃんじゃん破門されてきたから、と説明した。金儲けしてリーダーたちが贅沢してることや、教祖の女性問題など、又、私が父親から迫害されたことなどを話した。  この人はウィリアムさんと言う人だった。彼は言った。 「実は、僕、今バプティスト教会に通ってるんだ。まだ洗礼を受けるかどうか迷っている。それで、モルモンにも興味があって、どんな教えか知りたかったんだ。」  私はゲイが罪だとは思わない、と言うと、どうして?と聞かれたので、説明した。 「学生だった時、私の友達にゲイの人がいたの。彼は本当に良い人だった。でも、ゲイであることで悩んでいたの。私は『でも、ゲイって努力すれば治るんでしょう?』と言っちゃったの。彼はこう言ったの。 『僕は伝道へ行ったけど、その間、ゲイの気持ちを一生懸命隠そうとした。頑張ったんだよ。僕のビショップはゲイだった。彼を本当に尊敬していた。ビショップはゲイだったけど、ゲイをやめて女性と結婚して子供も出来た。でも、苦しくて、苦しくて、奥さんと離婚した。又ゲイに戻ったんだ。ビショップが出来なかったのに、どうして僕が出来るというの?!』 その時、私は自分が間違っていた、とわかったの。彼は悪いのではない、ただ、違うんだって。」  ウィリアムさんは言った。「そうかー。実は僕の通っている教会では、ゲイのカップルは結婚式を挙げることが出来るんだ。」 「それって、素晴らしいことよね!教会は人を拒絶するのではなく、迎え入れる場所であるべきだもの。」と私が言うと、彼は、 「僕もそう思うんだよ。」ととてもうれしそうに言った。 「僕はもし、今通ってる教会に入っでも、ここが唯一真だとは言わないよ。ただ、自分が好きだから通ってるんだ。」 クリスチャンって、ゲイに冷たいイメージがあるけど、結婚式まえ挙げてくれる所もあるのだと、ちょっと見直した私だった。とても暖かい気持ちになった。 こうして3時間くらいずーっと2人で話して私たちは別れた。とても有意義な会話であったかい気持ちになれた。 ウィリアムさん、どうしてるかなー?

モルモン教会に裏切られて Betrayed By Mormon Church

モルモン教会でのエピソード、事実を調べ翻訳し、書いています。モルモン教会の教えによって苦しんでいる人を救う目的です。 I am writing about my experiences at the Mormon church. I want to help people who are suffering from Mormon teachings.

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