アルメラ・ジョンソン(スミス・バートン)

ジョセフ・スミスの22番目の妻 姉のデルセナにジョセフとの結婚の準備をしてもらった。デルセナもジョセフの妻となっていた。30歳で38歳のジョセフと結婚。ジョセフはまず、兄のベンジャミンに話し、アルメラを説得するようにと頼んだ。ベンジャミンはとても苦しんだが、受け入れる。結婚してから少しの間、ジョセフのマンションの一室に住んだ。 その後、兄ベンジャミンが、ジョセフが家に訪ねてきてアルメラとベッドを共にしたと証言している。 ジョセフの死後、モルモンの男性と結婚したが、夫はモルモンに反対しだしたので、離婚した。83歳まで生きた。 生い立ち ●1812年12月12日に生まれた。父エゼキエルは農夫で大工。母はジュリア。 16人兄弟の7番目。 ●家畜を飼い、自給自足の暮らしをし、家族はとても仲が良かった。母のジュリアは信心深く、子供たちをプレスビタリアン教会へ毎週連れて行った。 父エゼキエルはっ神を信じてはいたが、宗教組織を信用してはいなかった。とても立派な人格者だった。 しかし、仕事のストレスから父は酒におぼれるようになり、教会へも決して行かなかった。彼は親がきちんと結婚して生まれた子供ではなかったため、妻の教会が彼を受け入れてくれなかったことから宗教全般に対して不信感を抱いていた。 予言者との結婚 ●父と母は宗教の違いと父のアルコール中毒の為、離婚した。 ●1843年4月1日、ジョセフ・スミスは兄のベンジャミンに多妻婚の教えについて話した。ベンジャミンはその時のことをこう書いている。 「、、、、ジョセフは私に、妹のアルメラを妻にもらいたいと言ったー彼の言葉に私はあまりに驚いて、息が止まってしまったー私は驚きのあまりしばらく座り込んでいたが、とうとう気持ちが爆発するまでになった。」 ベンジャミンはこうも書いている。 もしイナズマが足元に落ちたとしても、これよりショックで驚きはしないだろう、と。 「苦しみながら、私はジョセフをまっすぐに見つめて言った。    『ジョセフ兄弟、こんなことは全く予想外です。理解できません。あなたは何が正しいか知っている。私にはわからない。あなたの言うことに従いたい、頑張ってみます。 しかし、もしあなたが、私の妹に屈辱を与えたり、堕落させたりしたら、主が生きている限り、私はあなたを必ず殺す。』」 ジョセフは笑みを浮かべて言った。 「あなたは多妻婚の教えがもたらすことに喜びを覚えるでしょう。」 ベンジャミンは言った。 「でも、私自身が理解できないことを、どうやって妹に教えることが出来るでしょうか?」 ジョセフは言った。  「その時になったら光が差し、言うことがあふれてきて舌がゆるむでしょう。」 その夜、タラントのたとえ話をベンジャミンにした。 ーある人があるものを一つしか持っていなかったらそれは取り上げられる。ー ジョセフの解釈によると、このたとえ話は一夫一妻を本質的には劣っていて神聖さに欠ける、と、みている。 ベンジャミンの初めの反応は、嫌悪とひどいうつ状態だった。 「このようなことを妹に話さなければならないと考えただけで恐怖を感じた。思うだけで気持ち悪くなった。」 しかし、アルメラに会って話し始めたら光を感じ、兄と妹は多妻婚が神からのものだと信じた。アルメラは言っている。 「ハイラムが来て、恐れないようにと言いました。私がこの原則について怖くて疑っているように、彼も初めはそうだった、でも彼はこれが真実だと今は知っている、と。ジョセフに天使がこれに従わないと彼を切り殺すと言ったのです。この後、私はジョセフ・スミスの妻として彼と一緒に住みました。 私はやはり、ジョセフの妻であったイライザ・ビーマンと多妻婚についてよく話をしました」 兄ベンジャミンは書いている。 「ルイーザ・ビーマンと妹のデルセラとジョセフがアルメラの結婚の準備をして、アルメラは予言者の隣に立って、クレイトン兄弟によって結婚式が行われた。予言者が私に、アルメラがここにいる間、彼のマンション・ハウスの10番号室に住まわせるようにと言った。」 ジョセフはジーナ・ハンティントンに求婚した時は彼女の兄のディミックに、ファニー・アルガーのときは親せきのリーバイ・ハンコックに説得を頼んだ。ルーシー・ウォーカーに求婚した時は、まず自分で求婚し、次に彼女の兄のウィリアムに説得するように頼んだ。  また、ジョセフはメリー・ライトナーに拒まれた時は、きっと後で彼女が多妻婚が正しいことだと示現を受けるだろう、と予言メイタことを言った。 ●1843年、アルメラ30歳でジョセフは38歳で結婚した。 ●4月23日にベンジャミンとアルメラはマセドニアへ戻った。 ●5月16日にベンジャミンは書いている。  「予言者が又来て、私の家で妹と同じ部屋に泊まった。  そしてベッドも共にした。一か月前に、ジョセフはこの部屋で、昔の監督の娘であるエミリー・パートリッジを自分の妻として共に過ごした。」 ジョセフは数人の男性と共にエライザとリディア・パートリッジも連れてきた。5月18日に去った。 ●10月19日~21日にスミスが又来た。 「予言者が私の一番下の妹を妻にしたい、と言ってきた。15歳のエテルを。」 ●でも、ベンジャミンはエテルが既に婚約していると言った。  ジョセフは イヤイヤ、仕方なしに エテルのことをあきらめた。 バートンとの結婚と離婚 ●1845年11月16日、ジェームス・バートンと結婚した、この世だけの結婚。5人娘をもうけた。 ●ジェームスは始めの妻に先立たれ、3人の子供がいた。 ●生まれた子供の一人が精神障碍者でとても苦労した。 ●夫ジェームスはモルモン教会に対して反対し、夫婦けんかが絶えなかった。離婚した。 ●1896年、83歳で死亡。 


私の感想 アルメラのお兄さんのベンジャミンはとてもショックだったんですね、妹にジョセフと結婚するようにと頼まれて。かわいそうです。でも、後に多妻婚は神からのものだ、と証を得た、と言いてます。これは私の意見なのですが、ベンジャミンはジョセフの言うことをとても信じたかったのだと思います、たとえショックを受けてもね。 だから、ちょっとしたことで良い気持ちとか感じると、それを神からのものだ、と解釈しようという意思が無意識に働いて信じたのではないでしょうか?  他にも、天使を見た、とか言ってる人もいましたね。だけど、天使の頭には輪があった、と証言した人もいたのです。モルモン教では天使には輪はないと教えています。では、彼女が見たと思ったものはなんだったのか?結局は、自分が思っていることを見た、と思い込んだのではないでしょうか?  この人たちの見た、と主張する幻をすんなりと信じるわけにはいかないです。 申し訳ないけど、こういうことはモルモンでない宗教でも起こってますしね。  それから、最後の夫とは宗教の違いで離婚となりました。宗教って、人を幸せにするはずなのに。かわいそうです。  もう一つ、おかしいと思うのは、ジョセフが別の妹をも妻にほしい、とベンジャミンに言ったけどあの子には婚約者がいる、と言われてあっけなくあきらめた、という事実です。 ジーナ・ハンティントンやルーシー・ウォーカーたちには、強く反対されても「天使が現れた」「私と結婚しないと天国へ行けないぞ」と脅して、しつこく迫って妻にしたのに、なぜ?もし、神から命令されたのなら、あきらめてしまってはならないのでは?「婚約など、解消させなさい」と言えたはずです。おかしいですよね?             

モルモン教会に裏切られて Betrayed By Mormon Church

モルモン教会でのエピソード、事実を調べ翻訳し、書いています。モルモン教会の教えによって苦しんでいる人を救う目的です。 I am writing about my experiences at the Mormon church. I want to help people who are suffering from Mormon teachings.

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