サラマンダーの手紙【サンショウウオの手紙】


 ●この手紙は、マーティン・ハリスがW・W・フェルプスに宛てた手紙であり、何と金版をジョセフに渡したのは、天使モロナイではなく、白いサンショウウオだった、という内容を含んでいました。  実はこの手紙、偽物だったのですが、教会のトップリーダーたちはもしかしたら本物かもしれないと信じ、公表しました。この為、多くのモルモン信者の間で大騒ぎになりました。  後にFBIの調査によって、偽造文書だったと判明します。 以下の資料の大半は、FAIR MORMON(フェア・モルモン)という組織のサイトの「Forgeries related to Mormonism/Mark Hofmann/Church reaction to forgeries」から引用しました。この組織は、モルモン教会のいろいろな批判に対抗すべく作られたものです。教義の矛盾、過去に教会が起こした虐殺事件、黒人への差別、多妻婚の衝撃的な事実など、ありとあらゆる問題について事例を挙げながら質問に答えています。もちろん、教会を弁護するのが目的の組織なので、非常にモルモンびいきであり、モルモンの都合の良いようように解釈していますが、教会の多くの矛盾をここから発見し、確認することが出来ます。日曜学校では全く教えてもらえないことばかりです。  こうして真実が次々とネットで明らかにされ始めたのも、今まで教会の矛盾について質問し続け、真実を書き続け、教会の嫌がらせや圧力、脅し、破門に立ち向かった誠実かつ勇気ある元信者や現役信者のおかげです。教会は、これ以上、歴史をいんぺいすることは出来ないと観念し始めたのです。  グラント・パ―マー氏は、「カトリックのいんぺいに対しては聖書の普及がそうだったように、モルモンのいんぺいに対してはインターネットが、真実を知るカギを信者に開くことになるだろう」と言いました。 ●1984年1月3日、マーク・ホフマン(モルモンメンバーで歴史文書コレクター)はゴードン・B・ヒンクリーと教会歴史課にサラマンダーの手紙を売ろうとしたが、どちらにも断られた。  細かく言うと、まずホフマンの仕事仲間のリン・ジェイコブス(Lyn Jacobs)が教会の歴史課を訪れ、サラマンダーの手紙を モルモン10ドル金貨1枚と交換しないかと持ち掛けた。  この10ドル金貨は、モルモン金貨コレクターなら誰もが欲しがるレアもので高価なものだった為、歴史課の関係者は交換を断った。 後にジェイコブスは、この10ドル金貨が、60000ドル~100000ドルの価値があると推測している。 ジェイコブスは次にゴードン・B・ヒンクリーと会い、同じ話を持ち掛けた。 だが、ヒンクリーもそれは高すぎる、と言って交換を拒んだ。  のちに、ホフマン自身が教会歴史課を訪れ、サラマンダーの手紙を置いていった。 が、これは「暴露されたモルモニズム」(Mormonism Unvailedという本)と内容が似ていて(この本ではヒキガエルが登場する)真実性に欠ける、ということで教会はこの手紙を購入しないことにした。(Richard E. Turley, Jr. Victims: )The LDS Church and the Mark Hofmann Case (Urbana and Chicago: University of Illinois Press, 1992), 81, 83. ISBN 0252018850 Google books ●1984年1月6日、スティーブン・クリスチャンセンがホフマンからサラマンダーの手紙を40000ドルで購入した。(Richard E. Turley, Jr. Victims:83) ●1985年1月、ジェラルド・タナー(Jerald Tanner氏)がサラマンダーの手紙と1873年に書かれたとするマーティン・ハリスの手紙が本物だとは思えない、というコメントを公表した。どちらもホフマンから入手した文書だった。 「Salt Lake City Messenger (SLCM)参照」 ジェラルド・タナーは元モルモン信者で、教会に疑問を持ち、質問したがためにひどい扱いを受け、教会を去った人物。。 ●1985年4月12日、クリスチャンセンはサラマンダーの手紙を教会に寄付した。 ●1985年4月28日The Church News(チャーチ・ニュースという教会の公式の週刊誌)にサラマンダーの手紙が掲載された。  大管長会は、こう説明している。  「誰も、マーティン・ハリスがこの文書を書いたと断定することは出来ない。 しかし、今の時点では、私たちは調査官の判断を受け入れよう。調査官は文書が偽造だと裏付けるものは何もない、と判断した。  だが、教会に多くの敵がいたあの時代に偽造された可能性が全くないとも言い切れない。それにしても、あの時代の興味深い文書だ。」(ゴードン・B・ヒンクリーの言葉から引用) 以下がサラマンダーの手紙の全文です。 PALMYRA OCT 23D 1830 Dear Sir Your letter of yesterday is received & I hasten to answer as fully as I can--Joseph Smith Jr first come to my notice in the year 1824 in the summer of that year I contracted with his father to build a fence on my property in the corse of that work I aproach Joseph & ask how it is in a half day you put up what requires your father & 2 brothers a full day working together he says I have not been with out assistance but can not say more only you better find out the next day I take the older Smith by the arm & he says Joseph can see any thing he wishes by looking at a stone Joseph often sees Spirits here with great kettles of coin money it was Spirits who brought up rock because Joseph made no attempt on their money I latter dream I converse with spirits which let me count their money when I awake I have in my hand a dollar coin which I take for a sign Joseph describes what I seen in every particular says he the spirits are greived so I through back the dollar In the fall of the year 1827 I hear Joseph found a gold bible I take Joseph aside & he says it is true I found it 4 years ago with my stone but only just got it because of the enchantment the old spirit come to me 3 times in the same dream & says dig up the gold but when I take it up the next morning the spirit transfigured himself from a white salamander in the bottom of the hole & struck me 3 times & held the treasure & would not let me have it because I lay it down to cover over the hole when the spirit says do not lay it down Joseph says when can I have it the spirit says one year from to day if you obay me look to the stone after a few days he looks the spirit says bring your brother Alvin Joseph says he is dead shall I bring what remains but the spirit is gone Joseph goes to get the gold bible but the spirit says you did not bring your brother you can not have it look to the stone Joseph looks but can not see who to bring the spirit says I tricked you again look to the stone Joseph looks & sees his wife on the 22d day of Sept 1827 they get the gold bible--I give Joseph $50 to move him down to Pa (Pennsylvania) Joseph says when you visit me I will give you a sign he gives me some hiroglyphics I take them to Utica Albany & New York in the last place Dr. Mitchel gives me a introduction to Professor Anthon says he they are short hand Egyption the same what was used in ancent times bring me the old book & I will translate says I it is made of precious gold & is sealed from from view says he I can not read a sealed book--Joseph found some giant silver specticles with the plates he puts them in a old hat & in the darkness reads the words & in this way it is all translated & written down--about the middle of June 1829 Joseph takes me together with Oliver Cowdery & David Whitmer to have a view of the plates our names are appended to the book of Mormon which I had printed with my own money--space & time both prevent me from writing more at presant if there is any thing further you wish to inquire I shall attend to it Yours Respectfully Martin Harris 〇大事な箇所を要約すると、 【ジョセフは彼の石を使ってなんでも見たいものを見ることが出来るし、時々霊たちがが金貨のいっぱい入った大きなケトルを持っているのも見る。 霊がジョセフの夢に3回出てきて金版を掘り出せと言った。ジョセフが金版を掘り起こしていると、『白いサラマンダー(サンショウウオ)』が現れ、霊に変化した。そして、ジョセフを3回たたき、兄のアルビンを連れて来なければ金版は渡さない、と言った。  『でも、アルビンは死んでしまった。死体を持ってきましょうか?』とジョセフがたずねるのである。 金版を手に入れてから、ジョセフは金版と一緒に見つけた巨大な銀のメガネを古い帽子の中に入れ、暗闇の中で言葉を読んだ。このようにして翻訳した。1829年6月にジョセフは金版を見せようと言ってマーティン・ハリスとオリバー・カウドリとデビッド・ホイットマーを連れ出した。】  ここで補足させて下さい。実はこの文書、全くの作り話ではないんです。 金版と一緒にあった眼鏡を帽子に入れ、それに顔を突っ込んで翻訳した、とありますね。 実は2013年に、教会は公式にこれがジョセフの翻訳の方法だったと認めました。実際は彼がどこかで見つけてきた石を帽子に入れて翻訳したのです。教会の公式な文書の中にこう書いてあります。 「ジョセフは,解訳器か聖見者の石のどちらかを帽子の中に入れ,外部からの光を遮断するためにその帽子に顔を押しつけて,その用具に現れた英語の言葉を読み上げました。」英語ではESSAY日本語では『11の論文』の中の“モルモン書の翻訳”を参照下さい。」 ジョセフは実際、money diggerでもありました。ニューヨークでは彼は宝堀りとして有名で、どこかで掘り当てた石を使って、宝のありかを探していたのです。 現役モルモンの歴史家、トッド・コンプトン氏の「In Sacred Loneliess」という本にそう書いてあります。 ●1985年6月23日、大管長会の第2副会長ゴードン・B・ヒンクリーは、テンプル・スクエアで放映されたヤング・アダルト・ファイヤサイドでこう語った。 「皆さんご存知の様に、最近、2つの古い手紙が大きな騒ぎを呼んでいます。 1つは、1825年にジョセフ・スミスがジョザイヤ・ストーウェル(Josiah Stowell)に書いたものです。もしこれが本物だとすれば、ジョセフ・スミスの手で書かれた最も古いものとなります。そして、ストーウェル氏がジョセフを雇ったことに関して書かれています。このストーウェル氏は、古い金貨や貴重な金属を掘ることに従事していました。  もう1つの手紙は、1830年10月23日の日付で、マーティン・ハリスがW W. フェルプスに書いたものとされています。 私は教会の為に初めの手紙を購入しました。2番目の手紙は寛大な方から教会に寄付して頂きました。私はこれらを、自分の手に取って、原本を読みました。私の決断でこれを公表しました。メディアにコピーも発布したので、広く読まれています。 大騒ぎになることは承知していました。学者たちもこれらの文書を巡って討論を重ねてきました。 これらを手に入れることが出来て良かったと思っています。とても興味のある文書です、真偽のほどはわかりませんが。ずっとわわからないかもしれません。 しかし、もし本物だったとしたら、とても価値のある文書と言えます。  でも、これらは教会の真実性やモルモン書の神聖な起源に対して疑問視するきっかけにはなりません。  、、、、もし皆さんが、メディアが報告したサラマンダーの手紙のことで動揺しているのなら、マーティン・ハリスとフェルプスについて思い起こしてみて下さい、、ハリスはモルモン書が神の力によって翻訳されたと証し、フェルプスはジョセフの為に、 【たたえよ、主の召したまいし】という讃美歌を作りました、、、、。"First Presidency Message: Keep the Faith," Ensign (September 1985), 3. ●ここで、ヒンクリーがホフマンから買ったという、ジョセフ・スミスからジョザイヤ・ストーウェルへの手紙の内容を載せたいと思います。Fair Mormon には載っていなかったので、ワシントン・ポストから取りました。 「モルモン教会、教祖の手紙によってかき乱される」 昨日、モルモン教会は教祖ジョセフ・スミスが1825年に書いた手紙のコピーを発表した。この手紙は、ジョセフがカルトを使って地中に埋められた宝を掘るという、魔術の使い手だったことを示すものである。  、、、、、スミスの手で書かれた最も古い文書であるこの手紙には、ジョザイヤ・ストーウェルが宝があると信じる場所に“本当に価値あるものが埋まっているかどうか”確かめる方法をジョセフが指示している内容が含まれている。  「、、、いいですか、宝は賢い霊によって守られているに違いない。もしそうなら、宝があるということです。」とスミスは手紙の中で書いている。 「新しく切った1メートル位の長さの木の棒(hasel stick)を取り、真ん中に突き刺し、採掘場の上に切り裂いて置いてください。棒の内側が左右反対側に向くように、、、。もし宝があれば、2つに引き裂かれた棒は、ひとりでに又くっついて1つになるでしょう。」(Mormon Church Stirred By Founder's Letter By Marjorie Hyer and Washington Post Staff May 11, 1985 ●1985年10月15日、スティーブン・クリスチャンセンとキャシー・シーツが爆弾で殺される。マーク・ホフマンが自分の偽造がパレるのを恐れたからだ。 ●1985年10月16日、ホフマンは自分の爆弾で負傷する。 ●1987年7月31日、モルモン教会はホフマンが罪を認めた後、メディアに声明を出し、サラマンダーの手紙が偽造文書だったということを発表した。  又、彼が持ってきたいくつもの文書も偽造だったと告白した、とも発表した。 (1987年10月のエンザイン78~79ページ参照。 ●1987年8月6日、12使徒のダーリン・H・オークスがBYUでホフマン事件について話をした。以下がその内容である。 「今回のことで、教会は手ひどく攻撃を受けました。教会の歴史文書を手に入れ、いんぺいすることによってメンバーと世間をだましている、と非難されました。 1985年の10月23日の記者会見でゴードン・B・ヒンクリーは、教会は40個ほどの文書を購入、寄付、交換を通してホフマンから手に入れたと発表しました。  教会は神聖な命によって歴史文書を集めたまでです。 教会は事件を解決する為にホフマンとのやりとりを明白にしましたが、このオープンさが教会を攻撃するのに利用されました。  例えば、ニューヨーク・タイムズ誌は1986年1月12日にこう書いています。  「ヒンクリーは記者会見で、1980年からホフマンから40個にわたる文書を購入した、と言ったが、そのうちわずかしか公表していない。他は教会の金庫に保管している。これらの文書が教会の過去に関して新しい事実をほのめかすものかどうかはまだわからない。」(Pp. 43, 46.)、、、、、、。 「、、、何人かの人はこう問いかけるでしょう、なぜマーク・ホフマンは教会のリーダーたちをだますことが出来たのか?と、、、、、なぜ彼の直接会ったのに、彼のウソを見抜けなかったのか?と。  人々に教える時、教会のリーダーたちは毎年会う、たくさんのメンバー一人一人を疑いの目で見ることは出来ません。福音の教えは信頼と愛の中でこそ、一番効果を発揮するのです。  このようなフインキの中では、リーダーたちも数人の悪人を見抜けないことがあります。でもそれは、より良く人々を教え、慰め、祝福する代わりに起こってしまうことなのです。時折失望されたとしても、常に人を疑っているよりはましです、、、」 Recent Events Involving Church History and Forged Documents," Ensign (Oct 1987): 63 参照 ●1987年10月、教会はエンザインに使用されていた偽造文書のリストを公表した。 「殺人と偽造文書作成の罪で逮捕されたマーク・ホフマンの告白により、多くの歴史的文書が偽造されたものだったとわかりました。  教会は、ホフマンから手に入れた文書を1980年からマニュアルやディスカッションで使用してきました。以下の文書とそのウソの内容は、過去に使われてきたとしても、今後は使用しないで下さい。以下が偽造だとわかったものです。」(エンザイン1987年10月号参照) 以下がそのリストに載っていたものである。 1. The Charles Anthon transcript, purportedly reformed Egyptian characters copied by Joseph Smith from the Book of Mormon gold plates in 1828. (See Ensign, Jun. 1980, July 1980, Dec. 1983.) 【チャールズ・アントンの写し】ジョセフ・スミスが1828年にモルモン書の金版から移した変体エジプト文字であるはずだった。 2. The Joseph Smith III blessing, falsely represented as a father’s blessing given by the Prophet Joseph Smith on 17 January 1844 to his son, Joseph Smith III, to the effect that this son was his appointed successor. (See Ensign, May 1981.) off-site 【ジョセフ・スミスⅢの祝福】予言者ジョセフ・スミスが1844年1月17日に息子ジョセフ・スミスⅢに与えた父親の祝福文であるはずだった。  これは、彼の息子が父親から召された後継者だという旨を表していた。 3. The Lucy Mack Smith letter of 23 January 1829, falsely said to have been written by Joseph Smith’s mother. It presents details that purportedly came from the 116 lost manuscript pages of the Book of Mormon, including the idea that Ishmael, whose daughters married the sons of Lehi and Sariah, was the brother of Sariah. (See Ensign, Oct. 1982, Dec. 1983.) 【1829年1月23日に書かれたルーシー・マック・スミスの手紙 ジョセフ・スミスの母親が書いたと思われていた文書】モルモン書の失われた116ページの原稿の中身を詳細に表していた。これには、イシマエルはサライアの兄弟だったと書いてある。イシマエルの娘たちはリーハイとサライアの息子たちと結婚している。 4. The Martin Harris letter of 13 January 1873 to Walter Conrad, purportedly in the handwriting of Martin Harris’s son, Martin Harris, Jr., and signed by Martin Harris, who would have been eighty-nine years old at the time. This fraudulent text reaffirms the testimony of Martin Harris as one of the Three Witnesses to the Book of Mormon. (See Ensign, Nov. 1982, Dec. 1983.) 【1873年1月13日にマーティン・ハリスがウォルター・コンラッドに宛てた手紙】これはマーティン・ハリスの息子であるマーティン・ハリス・ジュニアの直筆であり、当時89歳であった父マーティンのサインがしてあった。この偽の文書は、モルモン書の3人の見証者としてのマーティン・ハリスの証を再確認するものだった。 5. The David Whitmer letter of 2 April 1873 to Walter Conrad, ostensibly written by another of the Three Witnesses to the Book of Mormon, fraudulently reaffirming David Whitmer’s testimony. (See Ensign, Dec. 1983.) 【1873年4月2日にデビッド・ホイットマーがウォルター・コンラッドに宛てた手紙】もう一人のモルモン書の証人によって書かれたもの。これも偽物で、ホイットマーの証を再確認するものだった。 6. Two pages of the original manuscript of the Book of Mormon, covering Helaman 14:20 to 15:12, as well as parts of Mosiah 2:6–7 and 2:17–18, ostensibly written by Oliver Cowdery as Joseph Smith dictated the translation. (See Ensign, Oct. 1983, Dec. 1983.) 【モルモン書のオリジナルの原稿の内の2ページ】ヒラマン14章20節~15章12節までと、モーサヤ書2章6~7節と2章17節~18節の一部である。 ジョセフ・スミスが翻訳したものをオリバー・カウドリが書き留めたことになっていた。 7. The E. B. Grandin contract of 17 August 1829, falsely purported to be a financial agreement between printer Egbert B. Grandin and Joseph Smith for the first printing of the Book of Mormon. (See Ensign, Dec. 1983.) 【1829年8月17日のE・B・グランディン契約】印刷業者のエグバート・B・グランディンとジョセフ・スミスの間で交わされた金銭上の同意。これも偽物。二人は最初のモルモン書の印刷の契約を交わしたことになっていた。 8. A “Joseph Smith, Jr.” signature in a first-edition copy of the Book of Mormon. While the signature is a Mark Hofmann forgery, a Joseph Smith letter on virtue mentioned in the same news article was from another source and is considered authentic. (See Ensign, Sept. 1985.) 【モルモン書の初版にあるジョセフ・スミスJrのサイン】サインはマーク・ホフマンの偽造だったが、同じ記事で述べられた、ジョセフ・スミスの徳についての手紙は本物である。 9. The Martin Harris letter (popularly known as the white salamander letter), purportedly written in 1830 by Martin Harris to William W. Phelps. This letter contains a spurious account of problems encountered by Joseph Smith in obtaining the gold plates. 【サラマンダーの手紙】1830年にマーティン・ハリスがW・W・フェルプスに書いたとされる手紙。ジョセフ・スミスが金版を手に入れた方法に関してウソの内容が書かれていた。 10. The Josiah Stowell letter, purportedly written by Joseph Smith in 1825. It contains information indicating Joseph Smith was involved in folk magic. Before being labeled a forgery, this letter was believed to contain the earliest surviving handwriting of the Prophet. 【ジョザイヤ・ストーウェルへの手紙】ジョセフ・スミスが1825年に書いたものの。ジョセフ・スミスが魔術を行っていると示す内容だった。偽造とわかる前は、この手紙は予言者の最も古い直筆だと信じられていた。 ●1995年10月18日、ゴードン・B・ヒンクリーは自分がホフマンにだまされたことを認めた。 「正直に言うと、私たちはホフマンにだまされました。彼はまた、ニューヨークからユタに至るまで、専門家たちをだましました。 しかしながら、私たちはこれらの文書が偽物でないと確認されたので購入したまでです。 それに、メディアに公表した時も、これらの文書が本物だとは確実にはわからない、と言いました。 けれども私は、詐欺にあったことを恥とは思いません。 教会がこのような状況に陥ったのは初めてではない。ジョセフ・スミスは何度も何度も不当に罰されました。救い主も犠牲になった。残念だが、このようなことは時折起こるのです。」 ●ここで大管長だったエズラ・タフト・ベンソンの言葉を引用しましょう。 「予言者は、絶対に教会を間違った道へと導きません。」Fourteen Fundamentals in Following the Prophet Fourteen Fundamentals in Following the Prophet (Address given Tuesday, February 26, 1980 at Brigham Young University) ブルース・R・マッコンキーの言葉も引用しましょう。  「霊を見抜く賜物が神の王国で働く者たちに注がれています。そして、全ての賜物と全ての霊を見抜くために、、、、聖徒たちの中に悪いものが入り込み、人々を欺かないようにする為です。」 ●「マーク・ホフマンは厳しいモルモンの家庭で育てられ、宗教について質問することを許されず、教会をうらんでいた。彼はジョセフ・スミスが魔術めいたことを行っていた事実を知り、教会がこれを隠して信者を欺いている事実を世界に知らしめて教会を辱めようとしたと思われる。同時に、多額のお金も手に入れることが出来た」 と、アレン・ロバート氏が言っています。彼は『サラマンダー』という本を書いた人で、The Ancient Paths"というクリスチャン番組の 113番目のストーリー、「マーク・ホフマンストーリー」でのインタビューを受けています。 【サラマンダーの手紙事件に対する私の感想】 モルモンリーダーたちが、サラマンダーの手紙以外にも、多くの偽造文書をマーク・ホフマンから手に入れ、それをエンザインなどに載せてしまっていたとは、驚きでした!ジェラルド・タナーの方が、見抜く力があったということで、ベンソンやマッコンキーの言葉を借りると、ヒンクリーもオークスも予言者失格ですね。情けないです。 信者を信頼した目で見ていても、悪事を見抜くことは出来るはず。それに、なぜ、だまされて申し訳ない、迷惑をかけた、と、一言言えないのでしょう? すぐにホフマンの悪だくみに気づいていたら、クリスチャンセンさんとキャシーさんは死なずに済んだかもしれない、そう悔いる気持ちはヒンクリーとオークスさんには無いんでしょうか?  マーティン・ハリスがモルモン書が神からの本だと証した、と言いますが、彼は他のいろんな宗教に行っては、そこでも証人となったと聞いています。 誰かが何かを純粋に信じることは、時に尊敬に値します。しかし、たからと言って信じたことが真実だという証拠にはならないのです。

モルモン教会に裏切られて Betrayed By Mormon Church

モルモン教会でのエピソード、事実を調べ翻訳し、書いています。モルモン教会の教えによって苦しんでいる人を救う目的です。 I am writing about my experiences at the Mormon church. I want to help people who are suffering from Mormon teachings.

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