モルモン教会の神権者から妻・子どもへの虐待

昨日、母が8年ぶりにうちに遊びに来ました。食事をして、いろいろと話をしました。 母はモルモン教会の信者です。私も35歳ごろまでは教会へ行ってたので、昔の友達の話が必然に出てきます。母は以前、私がなぜ教会を去ったのか13時間ぶっ通しで話を聞いてくれました。どんなに私が教会のひどい真実を言っても、怒らないで聞いてくれます。    話していると、ある人物の名前が出てきました。女性です。 私が恵比寿ワードと洗足池ワードにいた時一緒にいた女性で、その人の家族も皆熱心なモルモンでした。彼女は私より年上でした。さて、彼女は結婚するのですが、ご主人はちょっと精神的に弱い人でした。父親にこの人と結婚します、と紹介したところ「彼と結婚したら苦労するよ、それでもいいのかい?」と言われたそうです。  さて、彼女はそれでもこのモルモン神権者と結婚し、4人子供をもうけました。 ところが、夫は暴力をふるう人だったのです。私はそれを何年か前に私の妹から聞きました。妹は、「誰にも言わないでね」と言っていろんなことを私に話しました。 この女性が旦那さんからどんなことをされていたか。 ●旦那から暴力を振るわれました。子供たちの前で。 ●旦那はモルモン教会の監督をしてました。すっごく良い監督で、教会ではニコニコしてみんなの為に尽くしました。 ●ところが、日曜日教会が終わって車に乗った途端、人がカラッと変わるのです。 ●ある時、教会の集会で家族で歌か何かの発表をしました。たくさんの人に、 「まー、ステキな家族ですねー。幸せな家族ですねー。」と言われましたが、娘さんの一人がこう吐き捨てたそうです。  「これのどこが、幸せな家族だってんだよ!」と。 ●旦那さんは自営業を始めてそれがうまく行かず、仕方なしに奥さんが仕事を始めたら、それがうまく行ってリーダー的存在になってきました。 すると、この旦那、おもしろくないもんだから、彼女に仕事をやめろと言い出したそうです。 ●子供たちがかわいそうだから、奥さんは子供たちをサッサと大きくなると寮へ入れてしまいました。 私は妹に、こんなのおかしいよ、この夫、カウンセリングを受けるべきだよ、と言いましたが、妹は、奥さんがだまってて、と言うからどうしようもない、と言います。私はどうしても腑に落ちなかったけれど、妹の立場も考えると何も出来ませんでした。今考えれば、住所を突き止めて、市役所に電話すれば良かったと思います。でもあの時は、教会の神権者たちが何とかしてくれるのではないか、と思っていました。 ついこの間、ふとしたことでこの人物と電話で話す機会がありました。 彼女と話せる何てこれが最後かもしらないと思った私は、モルモン教会について私が発見したこと、教会が都合の良いことだけを信者に教えていること、ジョセフ・スミスが妻のエマに内緒で多くの女性と結婚したことなどを手短に話しました。 しかし、彼女はとても短く、そして非常に冷たく、 「そんなこと、私には関係ないから。今日は違うことで電話したんだし。」 と言いました。私はその冷たい態度にひどく傷つきました。そして、関係ないっていうのはひどいんじゃないか、自分の子供たちに真実でないことを教えているかもしれないんだよ、と言いました。私は自分が父親から虐待されて殺されそうになったことを話しました。せめて子供たちが教会に行きたくないと言ったら、怒鳴ったり怒ったりしないでほしい、と言いました。 すると、さっきまでサッサと電話を切ろうとしていた彼女が、急に、「うちの主人もDVするのよ」と言って、4人の子供のうち、3人はモルモンじゃない人と結婚した、でも、モルモンじゃなくても良い人たちだ、とかなんとかいろいろと話出しました。彼女の話が止まらなくて、最後は私が電話を切るように話を持っていくこととなった程でした。人間って、自分の話したいこととなるとこんなに態度が変わるものなんですね。 彼女の口から今でも虐待されている、と聞いて、驚きました。そして、私は彼女の所属するワードへ電話しました。副監督さんが出ました。私は、自分はもうモルモン教会に行ってないけど、そちらのワードの〇〇姉妹の知り合いで、彼女のことで心配しているので電話したと言いました。自分の名前も言いました。 彼女が夫から虐待されていることを知っていますか?と尋ねると、副監督さんは知っている、と答えました。私は、今まで口止めされてたけど、これは口止めするべきことではなく、教会の神権者は彼女を守り、彼女の夫にカウンセリングを受けさせ、虐待をやめるようにと指導するべきではないか、と言いました。  副監督さんは、彼女への虐待の事実は知っていたが、どうしたらよいかわからなかった、と言いました。私は自分が父親から虐待されたこと、母も父親から長年にわたって虐待されてきたことを話しました。どうか、何とかしてあげて下さい、彼女は嫌がるかもしれないけど、助けてあげて下さい、それでなければ何のための教会なのかわかりません、とお願いしました。  彼女は父親に反対されても結婚したのだから、意地もあったのでしょうが、結局かわいそうなのは子供たちだったと思います。ひどい父親はいない方がましです。 結局、彼女は自分の辛さを抑えきれずに多くの人たちに夫の虐待についてほのめかしてきたのです。これを聞かされる方も辛いです。  彼女が副監督さんたちからの助けを拒む可能性はありますが、本来なら虐待する男からは神権をはく奪し、神殿にも入れなくするのが教会の務めでしょう。 副監督さんが頑張ると約束してくれたので、それを信じたいと思います。 この話を母にしたところ、 「え?そんなことしたら、旦那にバレちゃうじゃない!神権者なんか、みんな旦那さんの味方なんだよ、誰も奥さんを助けてなんかくれないわよ。」  という答えが返ってきて、私は怒りが爆発しました。 「お母さん、何のための教会なのよ!何のための神権者なの?!」 そう言ってから、私は愕然としました。確かに、母の時も、私の時も、神権者は誰一人、私たちを助けてくれなかった。これは事実です。 本当は子供たちが小さい時に彼女は離婚すべきだったと思います、子供の為には。 何という偽善でしょう?! 毎週、神権者としてみんなの前に座って偉そうなこと言っておきながら、か弱い女性が虐待されてても、旦那の肩をもって知らんぷりしているとは! これがモルモン教会の真の姿なのです。 モルモン教会のホームページを開けると、そこにカウンセリングを行っているとか、格好良いことは書いてあります。しかし、実際は、私の母が言ったように、口ばっかりのパフォーマンスなのです。 例の奥さんのことは心配ですが、でも、私をあんなに冷たくあしらった人です、高慢で助けなど必要ない、と言い切るかもしれません。 どうなるかわかりませんが、彼女が素直に自分から助けを求めない限り、虐待は続くのかもしれません。考えてみれば、あまり良い母親ではありませんね。子供たちのほとんどがモルモン教会を去ったのも無理はありません。 もちろん、優しいモルモン男性もたくだんいます。しかし、神権をもらう資格だないのにそれを乱用しているひどいモルモンもたくさんいることを覚えておきましょう。 彼らに屈してはいけません。もし、モルモン神権者たちが助けてくれないなら、市役所に電話しましょう。

モルモン教会に裏切られて Betrayed By Mormon Church

モルモン教会でのエピソード、事実を調べ翻訳し、書いています。モルモン教会の教えによって苦しんでいる人を救う目的です。 I am writing about my experiences at the Mormon church. I want to help people who are suffering from Mormon teachings.

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